【映画】「ドント・ブリーズ Don’t Breathe (2016)」- 浅はかな強盗達と激ヤバおじいちゃんの死闘

投稿日:2020年10月26日
最終更新日:2021年3月14日

満足度: 7点/10点満点 ★★★★★★★☆☆☆

レビュー

※結末についてハッキリとしたネタバレはありませんが、映画の展開やシーンについて触れています

盲目の老人の家に侵入した強盗達の災難

コソ泥を繰り返していた若者3人組が目を付けたのは、大金を持っている盲目の老人の家。楽な仕事だと思ったら、退役軍人である老人に追い詰められていって大変な事態に巻き込まれる…という話。

Don’t Breathe(息をするな)というタイトルの通り、聴覚を頼りに攻撃をしかけてくる老人の恐ろしさが強烈だし、盲目の老人相手に追い詰められていくスリラー映画というのはなかなか斬新な設定。

盲目という設定を活かした展開も多く、終始ドキドキしながら観ることができた。

 

前半は老人に同情しそうになるが…

強盗達にも事情があるとはいえ、家に侵入された老人は完全に被害者。勝手に家に入られてお金奪われるのはさすがにかわいそう…と思いきや、中盤から老人の本性が明らかになり、どっちが悪者なのかわからない展開に。最初はシリアスな老人版ホームアローンみたいな雰囲気を想像していたけど、なかなかクセがあるストーリーになっている。

中盤からは人によってはかなり嫌悪感がある内容だろうし、私もちょっと「オエッ」となるシーンもあったが、衝撃的な展開であることには変わりない。ストーリー展開は2転3転して飽きさせないようにしているとは思うのだが、ちょっと後半はせわしなくてバタバタしすぎな感じがした。

 

一歩引いた目で単純にスリルを楽しめる

老人に追い詰められる強盗達は、ある意味自業自得なのであまり同情はできないし、老人に対しても本性を知ってからはあまり同情の気持ちはわかない。キャラクターに共感できる映画ではないが、だからこそ一歩引いた目で純粋にスリルを感じることができる映画。

時間も90分程度と短みなので、短時間でサクッと楽しみたい人にはオススメの映画。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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