満足度: 8点/10点満点 ★★★★★★★★☆☆
レビュー
※結末についてハッキリとしたネタバレはありませんが、映画の展開やシーンについて触れています
第一印象は違和感がすごい!だけど…
かなりネットでも話題になっていたが、とにかく最初に目に付くのはモッサモサのポケモンの毛並みや皮膚の質感。正直最初は違和感MAXで「なんだこれは…。たまげたなぁ」って思ったけど、自然や街の中にポケモンが溶け込んでる風景をみてたら「実際にポケモンがいたらこんな感じなのかも」という気がしてこないでもない。
ピカチュウの可愛さに反して妙にオッサンくさいキャラクター付けも何とも面白くて、第一印象のわりにすんなり物語に入っていくことができた。
個性的なポケモンを総動員
ピカチュウ以外にもコダックやフシギダネ、バリヤードなど懐かしいポケモンもたくさん出てくる。懐かしいと言いながら、ゲームのポケモンとは一味違う野性味を感じる造形をしているの、ある意味新鮮。
実際近くにいたらぶっ飛ばしたくなりそうなくらふざけたキャラのバリヤードと、オッサンくさいピカチュウの掛け合いが完全にコントであり笑ってしまった。アラサーの私でも知っているポケモンが多かったので、最近のポケモンをプレイしていなくても置いてけぼり感は感じなかった。
多分この映画作ってる世代でも私たちと同じ年齢くらいのスタッフ多いだろうから、初代のポケモン中心になったのかもしれない。
王道だけど安直すぎないストーリーが良い!
ストーリーはわりとわかりやすく、そこまで新鮮とは言えない王道のストーリー。ただ、途中でどんでん返しもあるしラストも納得感がある。ゲームが原作の映画はコンテンツに頼ってストーリーがイマイチだったりするけど、この映画はポケモン人気にあぐらをかいた映画ではない!ということだけは断言できる。
ポケモンのリアルな質感に抵抗を覚える人もいるかもしれないが、懐かしい気持ちにもなれるし、笑って泣けるストーリーで子供も大人も楽しめる映画だと思う。