満足度: 8点/10点満点 ★★★★★★★★☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
ソ連との宇宙開発競争が激化していた1960年代のアメリカ。NASAのラングレー研究所で働く3人の黒人女性がいた。彼女たちは人種差別による迫害や、社会的障壁にぶつかりながらも決してあきらめず、偉業を成し遂げる……。
感想
実在の人物をモデルにした映画。アメリカで大ヒットして評論家の意見も高いと聞いていたけど、劇場で観て納得。差別解放、女性の社会進出、そして宇宙開発の栄光の歴史と、いかにもアメリカで受けそうな内容だった。
だが、丁寧に人物描写していて共感しやすかったので、日本人が観ても十分楽しめる内容になっている。有色人種への差別だけではなく、女性に対する職業差別も主題になってことも、広く共感を得られた理由のひとつかなと思った。
ただちょっとドラマチックに描きすぎかもと感じた部分もあって、リアリティが薄まってる気もした。
とはいえ有人飛行のシーンは感動したし、差別を乗り越えてきた人達のストーリーは素直に感動した。サクセスストーリーや、宇宙開発の歴史に興味がある人はとても楽しめる映画だと思う。