【映画感想】閉鎖された家と人間の狂気 – 「ゲット・アウト Get Out (2017)」

投稿日:2018年9月15日
最終更新日:2021年3月14日

満足度: 6点/10点満点 ★★★★★★☆☆☆☆

(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)

あらすじ

アフリカ系アメリカ人のクリスは、恋人であるローズの実家に行くことになったが、白人であるローズの家族の反応を心配していた。不安を抱きつつも挨拶に訪れたクリスは、不自然なほど温かい歓迎を受ける。しかしローズ家で使用人として働く黒人たちの様子は、どこかおかしく……。

 

感想

人種や催眠をテーマにしたホラー映画。不気味で印象的なシーンがちょくちょく出てくるし、先の展開が気になる映画になっている。

基本的にはシリアスな展開が続くが、クリスの友人・ロッドの面白キャラ枠としての会話の適当さが、ちょうど良い息抜きポイントになっている。カメラアングルや登場人物の挙動などにもこだわりを感じる。

ただ、オチがちょっと弱いというか、あまり深みが無いように感じた。もっと人種差別をテーマにしたデカい事実や過去が隠されているかと思ったんだけど、少し肩透かしを食らった。

まぁ最後のカット自体は綺麗にまとまっていたし、すっきりした終わり方ではあった。名作!……というわけではないけど、それなりのクオリティのホラー映画だった。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください