満足度: 4点/10点満点 ★★★★☆☆☆☆☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
フィリップが実の兄のように慕っていた、いとこのアンブローズはコーンウォール地方の領主。アンブローズはいとこのレイチェルと結婚し、領地を離れる。始めのうちはアンブローズから幸せな便りを受け取っていたフィリップだが、段々と手紙の内容はレイチェルを非難するものにかわり、アンブローズの体調も悪化していく。
アンブローズの異変を察知し、彼のもとを訪れたフィリップだが、すでにアンブローズは他界していた。フィリップはアンブロ―ズを追い込んだレイチェルと対決しようと決意する。しかし、次第に美しいレイチェルの魅力に惹かれていく。
感想
まず思ったのが、主人公のフィリップが良く言えば純粋すぎる、悪く言えばアホすぎてイライラしてしまった。ただ、レイチェルのミステリアスな魅力や不可解な行動が印象的で、先が気になる展開になっている。そして、レイチェル役のレイチェル・ワイズの演技が良い。(役と同じレイチェル!)
朗らかで快活な女性を演じたと思えば、情熱的で激しい気性の女性にもなり、ミステリアスで妖艶な顔も見せる。レイチェル・ワイズの演技力があって成立している映画だなという印象。
ただ、ラストはなーんかすっきりしない終わり方。観た人に解釈を丸投げしてるみたいで、あまり好きではない。もちろんあれこれ想像が膨らむ内容なら大歓迎だが、そこまで私の好みにハマる映画でも無かったし、考察するほどの思い入れは持てなかった。
恋愛が絡むサスペンスが好きな人は楽しめるかも?