満足度: 5点/10点満点 ★★★★★☆☆☆☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
自動車販売会社の営業として働くマージは金に困り、義父から金をゆすり取るため、妻の偽装誘拐を依頼。しかし、誘拐犯たちは警察に車を止められ、警官と目撃者を殺害してしまう。そこから事件は思わぬ方向に展開する。
感想
一面雪に囲まれたの寒々しいジャケット画に惹かれて観てみた。スティーブン・ブシェミの顔は強烈というか、印象に残るなぁ。他の映画に出ていてもすぐわかる。
シリアスなサスペンスかと思いきや、意外とコミカルなカットを挟んでくる。まぁかなりグロいシーンはあるけど。内容は猟奇殺人とかではなく、成り行きで事態が思わぬ方向に進んでいき、先が気になる展開になる。マージの気の弱さが事態を複雑にしているのが面白いと思った。
ただ、ちょくちょく「これ必要か?」と思うシーンがあった。途中でアジア人が出てくるシーンとか。もちろん何か意味があるんだとは思うけど、私にはよく理解できず。色々な人物の視点で思わぬ出来事が起こる構成が、少しパルプフィクションのような雰囲気を感じた。印象に残るシーンは多かったんだけど、映画全体で見ると、あんまり自分にはハマらなかったかも。
ラストシーンも淡々としていて、盛り上がりは特にない。メッセージ性の強い映画なのかな。う~ん、よくわからん。