満足度:★★★★★★★★☆☆ 8点/10点満点
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
暴力によって人々から無理矢理土地を奪おうとする強欲実業家から街を守るため、7人のガンマンが立ち上がる。「荒野の七人」のリメイクになっている。
感想
リメイク元の荒野の七人は観ていないんだけど、十分楽しめた。主役のデンゼル・ワシントンはアフリカ系だし、仲間にはアジア系のガンマン、南米系のガンマン、ネイティブアメリカンのガンマン(弓を使っているのでガンマンではないかも)もいて個性的。「この時代に白人以外のガンマンっていたんだろうか」と思って調べてみたけど、すでに色々な人種が入ってきていた時代だったので、白人以外のガンマンがいてもそんなにおかしくないみたい。昔の西部劇だとガンマンは白人で描かれるものが多いし、このあたりは少し違和感を覚える人もいるかも。
そんなに不満もないけど、あえて挙げるなら拳銃での撃ち合いシーンがほとんどなので、後半から少しアクションシーンに飽きてくる感じはある。弓矢や斧を交えて、幅を持たせようとしている努力はうかがえる。近代を舞台にした映画だとロケットランチャーとか手りゅう弾とかいろいろ使えるけど、この時代だと武器も少ないからしょうがないかな。
仲間を集めるまでのシーンもハチャメチャで面白いし、街を守る戦いが始まってからも迫力がある。ラストはそこまで感動したってわけでもないけど、まぁ無難にまとめたという印象。良作のエンターテインメント映画だった。