満足度:★★★★★☆☆☆☆☆ 5点/10点満点
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
巨匠・リュックベッソンが、様々な海洋生物を追い求め、その姿を記録したドキュメンタリー。
感想
ネイチャーやオーシャンズのようなナレーションがほとんどない。ひたすらイルカや魚など、海の生き物たちが泳ぎ回る姿を映し出している。NHKで深夜3時とか4時にやっている自然番組のような雰囲気。そして監督はリュック・ベッソン。
リュックベッソンがこういう映画を撮るイメージはないけど、両親がスキューバダイビングのインストラクターだったらしく、海には馴染みが深いみたい。この前観たオーシャンズと比べると、かなり昔に撮られた映画なので、画質等やスロー等の表現の幅は劣っている。しかし海の生き物たちの躍動感や、ときに訪れる緊張感は十分に伝わってくる映像になっているかなと。また、オーシャンズのような意図的なメッセージはあまり入ってないので、純粋に水生生物の生態を眺めることができる。
基本的にはずっと海の映像なので、やや退屈に感じるが、途中で激しめのBGMとともにカメラを早回しで動かしたり、飽きないように工夫はされているという印象。個人的にはウミガメが出てきた時が一番テンション上がった。いつか生で見たい。他にはアザラシが水中洞窟を泳ぎ回る場面と、サメが餌を取り合って激しく争う場面は印象的だったかな。オーシャンズを観て眠くなる人は、この映画を観てるともっと眠くなると思う(笑)
といっても馬鹿にしているわけではなく、映像はすごく綺麗だし、ナレーションがないぶん、ボケーッとリラックスして観られる。疲れた時や眠れないときに観ると癒される映画。