満足度: 8点/10点満点 ★★★★★★★★☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
データ重視の野球チーム作りで成功を収めた、メジャーリーグ球団アスレチックスのゼネラルマネージャー、ビリー・ビーンの活躍を描いた映画。
感想
なぜか勘違いしてアメフトの映画かと思ってたけど、野球の映画だった。序盤にビリーがつくったシステムがうまくいかなくて負けが込むけど、後半から巻き返したっていう事実は映画に持ってこいだなぁと思う。短気だから試合が見れないっていう個性的なエピソードも主人公向き。ビリーの戦略がハマり始めたときのアスレチックスの快進撃は観ていて痛快。
ただ、選手を解雇したりトレードするシーンはかなりあっさり描かれているので、ちょっと可哀そうにもなる。まぁプロスポーツの世界は実際に厳しいと思うし、ああいう感じに描くのがちょうどいいのかな。
ビリーが昔選手だったころの回想シーンを入れるタイミングがうまい。本人の体験があるから、感動が深まったり、シーンの印象が強くなったりしている感じ。
終わり方も完璧な成功じゃないけど、すっきりしていて好きだった。ただし、私は野球好きなので楽しめたけど、戦略的な部分も含まれるので、興味ない人が観ると少し退屈なシーンもあるかも? 野球やメジャーリーグが好きな人には自信をもっておすすめしたい映画だった。