満足度: 7点/10点満点 ★★★★★★★☆☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
とあるアパートに同棲中のカップル。夜な夜な怪奇音に悩まされていた彼らは、意を決して高性能ハンディーカメラを購入。昼間の生活風景や夜の寝室を撮影することにしたが、記録した映像には驚愕の光景が映し出されていた。
感想
ホームビデオのような映像で、リアルな雰囲気はある。ただし、役者さんの演技はそこまで自然な感じではないので、中途半端な感じもしたけど。最初から怪奇現象がバンバン起こるのではなく、徐々に加速していく構成はなかなか良い。あんまり序盤からグイグイ来られると、後半から食傷気味になるし。
後半は怪奇現象もわざとらしくなるけど、なんだかんだ言って怖い。終わり方もありがちではあるけど、変にB級路線に寄らなくて良かったと思う。
しかし怪奇現象が起こるのに、毎晩扉を開けて寝る感覚がよくわからなかった(笑)私なら絶対閉めるけど、アメリカ人はあんまり気にしないんだろうか。あと彼氏が専門家を呼ぶのを、かたくなに断ったのもよくわからん。プライドがあるからって理由もわからなくはないけど、あんなこと起きたら相談するだろ普通。
あと、カメラの手ぶれがひどいのでちょっと酔う。かなり低予算でつくられてそうだけど、相当ヒットしたみたいだからかなり儲かっただろうなぁと邪推。コンセプトは面白いし、斬新なアイディアのホラー映画だなぁと思って感心した。ジャパニーズホラーとかめちゃくちゃ怖いから苦手なんだけど、それに通じる怖さがある。
続編の評判があまり良くないのでこれで終わりにしようと思ってたけど、思いのほか良作だったので続編も観てみようかな。