満足度: 5点/10点満点 ★★★★★☆☆☆☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
人工知能を研究している天才科学者のウィル・キャスターは、テロリストの凶弾に倒れる。同じく科学者の妻・エブリンは彼の意識を人工知能PINNに移植し、ウィルを人工知能としてよみがえらせる。ウィルは、瞬時に人間を治療できる画期的なナノマシンを開発するが、その裏には大きな陰謀が隠されていた……。
感想
人工知能が暴走するという、シチュエーション的には非常に自分好みの映画。しかしいざ観てみると、ちょっと期待しすぎたかもしれない。
序盤のストーリー展開は良かったと思う。題材のわりに設定はそこまで複雑じゃないし、ジョニーデップが事件に巻き込まれてからの展開もワクワクした。個人的に一番盛り上がったのは、コンピュータに人格を移植した部分。そのあとで徐々に女性が違和感を覚えていく部分も悪くない。
ただ、人間に反旗を翻すところはまぁ平凡と言うか、あまり特筆するところはなかった。終盤からナノマシンが出てくるんだけど、あれはちょっとやりすぎ。あまり詳しくは書かないけど、あそこまで戦力差が圧倒的だと、戦闘シーンも一方的で萎える。
話の展開的に、先も読みやすいし、結末も「まぁこんな感じで締めるしかないよね」と思ってしまった。題材や設定は好きなんだけど、そこまで印象に残る映画ではなかったかも。