満足度: 7点/10点満点 ★★★★★★★☆☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
記者のミカエルは大物実業家の不正行為を暴くものの、名誉毀損で訴えられ裁判で敗訴してしまう。そんなミカエルのもとに、別の大物実業家から40年前に16歳の少女が行方不明になった事件の真相を調査して欲しい、という依頼が舞い込む。見返りに裁判判決を逆転させるような証拠を渡すという話に、ミカエルは依頼を引き受ける。ミカエルは、彼に興味を持つドラゴンのタトゥーを入れた天才女ハッカー、リスベットとともに捜査を進めていく。そして、衝撃の事実が明らかになる。
感想
表題の「ドラゴン・タトゥーの女」は序盤で出てきて、その奇抜な風貌から「一体何者だろう」と好奇心を煽られる。行動もいちいち過激で、謎が深まっていくのも良い。主人公のダニエル・クレイグが演じる記者・ミカエルとの掛け合いも面白い。
R-15指定のため結構過激なシーンがある。モザイクがかかるシーンもあるが、こういうシリアスな映画の中にモザイクが入るのって、間抜けな感じがしてあまり好きじゃない。見せられないのはしょうがないが、モザイクかけないで済むようにうまく撮って欲しい。(これってアメリカ版ではモザイク無しなのかな?)
内容的には割と猟奇的な事件が絡んでくるので、万人受けするかというと微妙なところ。性的にエグい描写があるシーンもあるので、苦手な人はキツいと感じるかも。映画としては展開が早く、テンポよく話が進んでいく。内容的にも行方不明事件の解決と実業家の不正を暴くという2つのテーマが絡むので、2時間半と長めの時間でもダレずに観ることができた。
Huluのコメントで「シリーズ化して欲しい」という意見があったが、確かにこのコンビで色々な事件を解決するというのは面白いかもしれない。