満足度: 7点/10点満点 ★★★★★★★☆☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
冷戦下、ソ連のスパイとアメリカのスパイの交換に尽力した、実在した弁護士の活躍を描いた映画。
感想
事前情報を何も調べず見たので、少しイメージと違ったが、十分楽しめた(ソ連とアメリカのスパイ同士がドンパチする映画だと思ってた)。
まず1950年代のアメリカの雰囲気や、退廃した東ドイツの雰囲気がリアルで話に引き込まれる。敵の領事館まで主人公のドノバンが単身、乗り込むシーンも、緊張感があって良い。
途中、ソ連のスパイを弁護したことによって非難を受けてからの最後の演出は、ベタですが素直に感動する。最後に用意されたプレゼントもジーンとするし、感動のポイントをうまく押さえている。
トムハンクスは感情の繊細な変化や高ぶりを表現するのが上手いので、主人公の感情に共感しやすい。ただ、確かに良い映画でコレといって文句をつける部分はないが、脳裏に焼きつくような印象的なシーンというのもあまりなかったかなと。個人的には、キレイにまとまった良作映画という印象だった。
しかし昔の人ってあんなにスコッチとか昼真っからガブガブ飲んでたのか?良い時代だなぁ(笑)