満足度: 8点/10点満点 ★★★★★★★★☆☆
レビュー
※結末についてハッキリとしたネタバレはありませんが、映画の展開やシーンについて触れています
隠居した人間嫌いのヒーローが悪を倒すため再び立ち上がる
25年前、グラニット・シティには超人的な力を持つ双子・サマリタンとネメシスがおり、サマリタンは善、ネメシスは悪のヒーローとして対立していた。
ネメシスとサマリタンは発電所での戦いでともに死んだと考えられていたが、13歳のサムはサマリタンが生きていると信じていた。あるとき、サムは隣に住む老人・ジョーに助けられたことから、ジョーがサマリタンだと確信して張り込みを続けるが…というお話。
Amazon Primeの広告で発見した映画。ネットでの評価も結構良さそうだったので観てみた。
スタローンの豪快なアクションは健在
ストーリーは序盤でテロップによりサクッと語られるため詳細はわからないが、「昔、善と悪が戦った」というありがちなストーリーなので、そんなに混乱はしなかった。
隠居した人間嫌いのヒーローが、ファンの少年との出会により再び戦いに巻き込まれていく…というストーリーはどこかコミカルでもあるが、内容は正統派のアクション映画といった感じ。
スタローンの年齢を感じさせないパワフルなアクションシーンは迫力があるし、敵をパワーでバタバタねじ伏せていく様は観ていて爽快感があり楽しめた。
ちなみにスタローンの上半身が裸で映るシーンがあるが、さすがに全盛期のような鋼の肉体ではなくなっている。ただ、それが隠居したヒーローという役柄にマッチしていて妙にリアリティを感じて、プラスに働いている気もする。
ラストは意外な展開。続編に期待
ラストはヒーローものらしくお約束の展開で終わり…と思いきや「え!?」と言いたくなる意外な展開だった。個人的にはこの展開は、ストーリーが安直になりすぎず話に深みが出たので良かった。
話としてはスッキリ完結したが、なんとなく続編かありそうな雰囲気もある。個人的にはサマリタンとネメシスが対立に至った前日譚を観たいので、今後の展開に期待したい。