【映画】インフィニット 無限の記憶 Infinite(2021) – 謎の日本推し…多彩なアクションの輪廻転生バトル

投稿日:2022年2月14日
最終更新日:2022年10月9日

満足度: 6点/10点満点 ★★★★★★☆☆☆☆

レビュー

※結末についてハッキリとしたネタバレはありませんが、映画の展開やシーンについて触れています

輪廻転生を繰り返すインフィニットたちが2つの陣営に分かれてバトルを繰り返す

最近、Twitterの広告などでやたらと宣伝されていたマーク・ウォールバーグ主演のAmazonのオリジナル映画。私はAmazon Primeを契約しているしマーク・ウォールバーグは結構好きなので観てみた。

前世の完全な記憶を持つ人間たち「インフィニット」が、人類のために能力を使う勢力「ビリーバー」と、輪廻転生から抜け出すために人類の抹殺をもくろむ勢力「ニヒリスト」に分かれて戦うというお話。映画の冒頭であらすじが説明されるのは安直にも感じたけど、わかりやすいっちゃわかりやすい。

あらすじだけ読んだらマーベルの映画みたいな内容かと思ったのだが、インフィニットたちは輪廻転生を繰り返しているもののあくまで普通(といっても謎の科学技術とかは駆使しているけど)の人間なので、超人バトルとかではなく思ったより現実的な内容だった。

 

多彩なアクションシーン。そして強烈にプッシュされる刀!

ストーリー展開としては、マーク・ウォールバーグ演じるエヴァンが前世で隠した「エッグ」という兵器をめぐり、ビリーバーとニヒリスト陣営に別れてひたすらバトルを繰り広げる。カーチェイス、肉弾戦、銃撃戦などのベタなアクションに加えて、スカイダイビングしながらという珍しいバトルシーンもあり、多彩なアクションがあるのは楽しかった。

そしてなぜかやたらと刀が出てくる。冒頭からエヴァンが刀を作り始めて「!?」となったし、その後もちょくちょく刀が出てきて、刀をつかったバトルシーンももちろんある。さらにハリウッド映画でよくみられる「なんちゃって日本」要素がちょくちょく出てきて、嬉しさも感じつつ「コレジャナイ感」もあって少し微妙な気持ちになった笑

 

楽しい映画だけどもう少しひねりが欲しかったかも

細かいことを気にしだしたら「???」がいっぱい浮かぶ映画ではあるが(魂を閉じ込めるチップとか)、アクション満載のエンタメ映画として楽しめた。ただ、輪廻転生を繰り返しているという設定は面白かったのだが、ストーリーはかなりわかりやすいのでもう少しひねりが欲しかった。

もちろん過去の戦争の話など設定にからめた内容も出てきてはいるのだが、輪廻転生を繰り返すという設定をいかしきれていない印象。あっと驚くような世代を超えたトリックやギミックなどがあれば、より印象的な映画になっていた気はする。

細かいことは気にせずに、ひたすらバトルする映画を観たいという気分の時に観るには良い映画だと思う。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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