満足度: 6点/10点満点 ★★★★★★☆☆☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
アメリカ北西部の小さな町を訪れた元グリーン・ベレー隊員のランボー(シルベスター・スタローン)が、警察のいわれの無い仕打ちに絶えかね、逆襲に出る。戦場で学んだ戦術を駆使し、多数の警察を相手に大暴れするが、ランボー包囲網が強化されるなか、次第に孤立していく。
感想
昨日、土曜プレミアムでエクスペンタブルズ3がやってたので、スタローンの活躍に触発されてランボーを観た。ランボーってアメリカンなヒーローが大暴れする映画だと勘違いしてたけど、実際にはベトナム戦争の帰還兵が冷遇に耐えかねて、怒りを爆発させるというシリアスなテーマだったのか。
ランボーがキレるきっかけになった警官は確かに嫌なやつだけど、明らかにランボーやりすぎ。あと原題は「First Blood」で、RAMBOという名前は入っていない。2作目からは原題でもランボーの名前が入ってるけど。
正直、途中のシーンは特に印象に残ったという部分はなく、基本的に終始「ランボーTUEEEEEEEE!!」っていう印象しか無い。ただひとつひとつのアクションシーンは迫力があり、さすがだなとは思った。スタローンも若くて凛々しいので、今とは違った魅力がある。
最初は警官だけを攻撃しているものの、後半から街で銃乱射して建物破壊したりガソリンスタンド爆破したりと、もはやテロリストになっているのも少しやりすぎ感がある。まぁ一般人を直接傷つけるシーンは無いのでセーフなのだろうか。
最後のシーンでランボーが自分の心情を話すシーンは少し説明的すぎだと思ったが、ベトナム戦争の悲惨さ、帰還兵のやるせなさが伝わってきて、好きなラストだった。総合的にはエンターテインメント作品として楽しめつつも、メッセージもこめられている良作だと思う。ただ、個人的には知名度のわりに大きなインパクトは無かったので、少し満足度は低めかも。