満足度: 6点/10点満点 ★★★★★★☆☆☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
アフリカ系アメリカ人のクリスは、恋人であるローズの実家に行くことになったが、白人であるローズの家族の反応を心配していた。不安を抱きつつも挨拶に訪れたクリスは、不自然なほど温かい歓迎を受ける。しかしローズ家で使用人として働く黒人たちの様子は、どこかおかしく……。
感想
人種や催眠をテーマにしたホラー映画。不気味で印象的なシーンがちょくちょく出てくるし、先の展開が気になる映画になっている。
基本的にはシリアスな展開が続くが、クリスの友人・ロッドの面白キャラ枠としての会話の適当さが、ちょうど良い息抜きポイントになっている。カメラアングルや登場人物の挙動などにもこだわりを感じる。
ただ、オチがちょっと弱いというか、あまり深みが無いように感じた。もっと人種差別をテーマにしたデカい事実や過去が隠されているかと思ったんだけど、少し肩透かしを食らった。
まぁ最後のカット自体は綺麗にまとまっていたし、すっきりした終わり方ではあった。名作!……というわけではないけど、それなりのクオリティのホラー映画だった。