満足度: 8点/10点満点 ★★★★★★★★☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
2045年。荒廃した世界から逃れるのよう、人々は「オアシス」と呼ばれる仮想現実世界に入り浸っていた。オアシス内では、創始者であるジェームズ・ハリデーの遺言により、オアシスの所有権と5000億ドルの遺産を探すゲームが開催されていた。プレイヤーは日々遺産を手に入れるための3つの鍵を探し、関門となるゲームに挑んでいたが、未だにクリアしたものはいない。
オハイオ州のスラムに住む若者ウェイド・ワッツも、勝者となるべく日々奮闘していた。ひょんなことから彼はゲームをクリアして1つめの鍵を入手し、一躍有名人となる。しかしウェイドの影に、オアシスの管理権を欲する世界的大企業社長、ノーラン・ソレントの影が忍び寄る。
感想
まず、映画やアニメ、ゲームのネタが満載で、ネタがわかる人なら思わずニヤけてしまう内容になっている。シャイニングやチャッキーなど有名な映画のネタから、アタリのコンピュータなど日本人はあまり知らないようなネタもある。
私はアタリについては実際プレイしたことは無いけど、俗に言う「アタリショック」については知っていたのでネタは何とかわかった。
また、日本のアニメやゲームのキャラも多く出ている。自分で探してみて欲しいので、あえてここでは誰が出ているかは言わないが。
CG全開のアクションシーンも迫力があっていい。ゲームプレイ中のスーツの感度や、仮想世界と現実世界の境界を利用した展開などもあって、アイディアが光る映画だった。登場人物たちが仮想世界で戦っているときの現実世界での動きはかなりダサいけど、コミカルで面白くもある。
ただ、アニメやゲームなどのポップカルチャーに興味が無い人が見ると、置いてけぼりを食らうかもしれない。あと、かなりノリが良いというか、スピード感が早い映画なので、観終わったときに少し疲れた感じはあった。私が歳を取っただけかもしれないが……笑
人は選ぶかもしれないが、ハマればとっても楽しめる。そんな映画だった。日本のアニメやゲームのキャラも多く出ているので、これから見る人は、ぜひ探してみて欲しい。