【映画感想】15時17分、パリ行き The 15:17 to Paris (2017)

投稿日:2018年3月18日
最終更新日:2021年3月14日

満足度: 5点/10点満点 ★★★★★☆☆☆☆☆

(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)

あらすじ

2015年8月21日に高速鉄道タリス内で発生した、タリス銃乱射事件で活躍した3人の若者を描いた映画。主演の3人は、実際にタリス銃乱射事件に巻き込まれた3人を本人役として起用している。

 

感想

まず、タリス乱射事件を主題にした手に汗握る実話映画を想像していたが、内容は予想とかなり異なっていた。3人の主人公の幼少期から少年期、青年期と、事件に至るまでの彼らの人生に主題が置かれている。

ただ、正直この話の構成は個人的には微妙だった。確かに主人公の3人は勇敢で尊敬に値する人物だし、アメリカ人にとってはヒーローだと思う。しかし、歴史上の偉人というわけではないし、誰かのホームビデオを観ている感覚だった。

スペンサーが軍隊に入ってからの話は面白かったけど、他のシーンは特に印象には残らなかった。列車での事件は緊迫感があるし、後半の見せ場としてきっちり持ち上がりもある。しかし、時間としてはかなり短く「あれ、もう終わり?」と思ってしまった。

こういう風に書くと悪い印象ばかりのようだが、勇敢な行動をした本人達に主演を任せる試みはかなり新鮮で面白い。ただ、映画として楽しめたかというと微妙だったかな。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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