満足度: 8点/10点満点 ★★★★★★★★☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
人気漫画が原作のCGアニメーション。高校生の加藤勝は地下鉄で起きた通り魔事件に巻き込まれ、命を落とした。しかし次の瞬間、マンションの一室で目を覚ます。加藤はそこで奇妙な黒スーツを身にまとった男女数人と一緒に、異星人が暴れまわる大阪に転送され、サバイバルゲームに参加することに。
加藤たちの「東京チーム」は強力な「大阪チーム」と協力し、妖怪型の星人軍団と戦いを繰り広げる。一人待つ弟のもとへ戻るために懸命に戦う加藤だったが、大ボス「ぬらりひょん」が現れ窮地に追い込まれる。
感想
まずCGがかなり綺麗で、戦闘シーンも迫力があって驚いた。異星人達の造形はかなり不気味で力が入ってるのも良い。妖怪をモチーフにした造形は、原作ありきといえど日本独自の路線を突っ走ってる感じがあって印象的。
あと、大阪チームの声優が良い感じだったが、エンドロールを見てびっくり。なんとケンドーコバヤシとレイザーラモンの二人が声優をやっていた。普段シリアスと対極にいるような人達なので、意外に感じるとともに感心した。特にケンコバさんとかすごく良い声だし、今後も関西弁のキャラの声優の仕事とか来そうだな~とか思った。
ストーリーとしては、私は原作を読んでいたのですんなり入っていけたが、原作を知らない人には少し理解しづらいかも。また、1時間半という短い時間でマンガの内容を詰め込んだ感は否めず、少し駆け足で話が進んだ印象はある。
ただ、ストーリー抜きにしてもCG技術の高さとアクションの迫力で楽しめる映画ではないかと思う。ちなみに、性的な意味で刺激が強い造形の異星人が出てくるので、家族と見ると気まずくなるかも……笑