満足度: 6点/10点満点 ★★★★★★☆☆☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
突如として世界各地に現れた謎の宇宙船。言語学者のルイーズは物理学者のイアンとともに、アメリカ軍大佐のウェバーに協力し、異星人たちとコミュニケーションを試みる。
感想
最初に少し小難しいナレーションとともに映画が始まる。迫力あるアクションバリバリのSF映画、というわけではなく、謎を解明していくという感じ。ミステリアスで、昔流行ったSF海外ドラマのX-ファイルのような雰囲気がある。
宇宙船の形や異星人の風貌が特徴的で、コミュニケーションの方法なども他のSF作品の異星人とは異なった独創的な方法なのが印象的で、面白かった。ただ結構話が淡々と進んでいくし、終始冷たい空気が漂った映画なので、人によっては地味で暗い映画だな~という印象を持つかも。結末が冒頭とつながっている構成は嫌いじゃないんだけど・・・
最後はバッドエンドではないけど少し悲しいし、それでいいのか、と思ってしまった。まぁ予想はできなかったけど、ルイーズの力に対して少し突拍子もないような印象も受けたし、個人的にはそこまでスッキリした終わり方ではなかったかな。映画を観て色々と考えを巡らせるタイプの人は、考察の余地がありそうなので楽しめるかも。