満足度: 6点/10点満点 ★★★★★★☆☆☆☆
あらすじ
モトゥヌイ島の村長の娘として、のびのびと育っていたモアナ。モアナは島の外の世界に憧れていたが、危険な外海を知る父親から、珊瑚礁より外の世界に出ることをきつく止められていた。しかし、島の外で起きた事件が原因で世界に闇が広がり、モアナの島でも魚やココナッツの収穫ができなくなってしまう。モアナは島を救うため、外の世界に旅立つことを決意する。
感想
助っ人のマウイはなかなかのクセ者。自信家でナルシストだけど、どこか憎めなくて暗い過去があるので、安直な正義の味方になっていないのが好印象。正義感の塊みたいな理想的なヒーローって人間臭さが感じられなくて、個人的にはあんまり惹かれないので。
モアナとの掛け合いも面白くて見ていて飽きない。世界観は南国のおとぎ話のような牧歌的な雰囲気があって、どこか懐かしい印象を受ける。この手のアニメ―ション映画って華奢で美人な女の子が主人公が多い気がするが、モアナはガッシリしていて健康そうなのが新鮮。快活な性格も作品の雰囲気にあっていて、なかなか良いキャラクターだな~と思った。
終わり方は王道だけど、悪く言えばありきたり。映画の内容的にはそれで正解だなとは思うけど、個人的にはもう少し意外性のある展開が好きかも。映画のポリネシアンな空気も異国情緒溢れていて面白い。ただ、雰囲気的にはファミリー向け映画なので、おっさん一人で映画館に観に行くのは少し照れる内容だったかも。