【映画感想】ラ・ラ・ランド La La Land (2016)

投稿日:2017年5月7日
最終更新日:2021年3月16日

満足度: 9点/10点満点 ★★★★★★★★★☆

あらすじ

撮影所のカフェで働いている、女優の卵のミア。何度もオーディションを受けるものの、なかなか結果を出せないでいた。そんなとき、古き良きジャズを楽しめる店を開く夢をもつ、ジャズピアニストのセブと出会う。二人は惹かれ合い、良好な関係を気づいていくが、セブのバンドがヒットしたことで徐々に擦れ違うようになる。

 

レビュー

※結末についてハッキリとしたネタバレはありませんが、映画の展開やシーンについて触れています

音楽も画作りもこだわりが感じられる

全体的にミュージカル調に話が進んでいくが、どの曲も爽やかで、印象に残るシーンもたくさんある。個人的には、薄暮の公園でダンスするシーンが一番ロマンチックで印象的だった。この部分は、撮影に関してもかなり画づくりにこだわっているなぁと感じた。

 

チャーミングな演技に小粋な笑いも

あと役者さんの演技もよくて、ミアを演じるエマ・ストーンが非常にチャーミング。セブもただのイケメンではなく、ちょっと古風で偏屈なところがあるのが人間臭くて良い。

ちょいちょい小ネタも挟んできて、軽く笑えるポイントもあるので、程よくリラックスしてみることができた。季節に沿って話が進んでいくけど、どのエピソードもテンポよく進んでいくのでストレスもない。

 

哀愁が漂う名作

不満を言うと、一人芝居の後の展開は、ご都合主義と言えなくもない。ただ、ラストが完璧なハッピーエンドでは無いことでバランスが取れている気がする。

ラストのセブの妄想(?)が入ることで更に哀愁が増して、ラストの印象が強くなった。観た後に爽やかな気持ちになる名作だった。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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