満足度: 5点/10点満点 ★★★★★☆☆☆☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
有名バレエ団のプリマ・バレリーナ(女性バレリーナの最高位)となった主人公が追い込まれていく様を、生々しく描いた映画。
感想
最初に言っておくと、エンターテイメント性はあまりなく、暗い雰囲気がずっと続く映画。母親との関係やバレェの役のプレッシャーに追い込まれていく主人公が見ていて痛々しい。ただ、 ナタリー・ポートマンの演技が素晴らしくて非常に感情移入できる。ただし、そのぶん見ている方もしんどい。
あと、ところどころ性的に過激なシーンも入るので、有名な映画だからといって家族で見ると危険。まぁR-15指定だし、そんな心配は無用かもしれないけど。
最後、ブラック・スワンになって踊るシーンは圧巻。というか、あのシーンを強烈に印象付けるためにこれまでの話があったといっても過言ではない気がする。ラストに込められたメッセージはハッキリとはわからなかったんだけど、芸術と狂気は紙一重なのかな~と感じた。
見ごたえのある映画ではあったが、どちらかというと明るく能天気な映画が好きな自分の好みには合わなかったかな。