満足度: 8点/10点満点 ★★★★★★★★☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
ギャングスタ・ラップの先駆けとして爆発的なヒットで伝説となったヒップホップクルー、N.W.Aの伝記的な映画。ICE CUBEは俳優としても活躍したし、Dr.DREはEMINEMをプロデュースしたことでも有名。
感想
この時代の人種差別事情とか、ゲットー(黒人の貧困街)のリアルな雰囲気が伝わってきた。警官の黒人に対する理不尽な暴力が描かれているけど、警官の中にも黒人はいて、なかなか複雑な状況。
N.W.Aが契約のいざこざで分裂したのは知ってたけど、こんな事情があったとは・・・それと、EAZY-Eがもともとラップやるつもりじゃなかったってことに驚いた。あの個性的な甲高い声がスキルを補ってウけたのかも。
役者さんがみんな結構似ていて、2PACやSnoop Dogは登場してすぐにわかった。あと、シュグ・ナイトは悪名高くて有名だけど、映画の中でもやはりメチャクチャな暴君として描かれていてイメージ通りだった。
ラストは少し悲しいけど、他のメンバーとEAZY-Eの溝が埋まった様が描かれていて、一応ハッピーエンドかな。私はアメリカのヒップホップが好きで、出てくるラッパーMCやDJは大体わかったので、なかなか楽しめた。逆を言えば、あまりアメリカのヒップホップに興味が無い人はそこまで楽しめないかも?