満足度:★★★★★☆☆☆☆☆ 5点/10点満点
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
レオナルド・ディカプリオ演じるリチャードはバックパッカーで、タイの安宿に宿泊していた。そこで出会ったおかしな男・ダフィに、浮世と切り離された孤島に楽園のビーチがあると言われて地図を渡される。地図をもとに孤島に到着したリチャード。最初は楽園と思われたビーチだったが、やがてリチャードは違和感を覚えるようになる。
感想
まず思ったのが、導入部分のタイの安宿でのワクワク感がすごい。いったいビーチってなんだ?なぜダフィはおかしくなってしまったんだ?などいろいろと疑問が出てくる。だが、正直に言えば個人的にはそこが一番盛り上がったところかも。
島に渡ってからは人間ドラマが主題になる。途中で主人公の妄想をゲーム画面風に映した演出は面白かった。ネタばれになるからあまり詳しくは言えないが、主人公がおかしな島に迷い込んでうんぬんというより、特殊な環境下で人間がおかしくなる様子や、閉鎖されたコミュニティで起こることを主題にした映画かなと思う。もっとミステリアスでオカルトチックな展開の映画かと思ってたんだけど、わりと現実的な映画だった。
終わり方は綺麗にまとめていたんだけど、ちょっと微妙かも。そこそこ人も死んでるわりに終わり方がクリーンすぎて、無理矢理まとめてるように見えたし、ダフィについても特に中盤以降言及されず、話の進め方が雑な印象を受けた。ケガして森に放置された人もどうなったかわからないし。
序盤のワクワク感は最高だけど、中盤以降は微妙かなぁというのが個人的な印象。