満足度: 8点/10点満点 ★★★★★★★★☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
江戸時代、湯長谷藩の藩主・内藤政醇は、1年間の江戸での勤めを終えて湯長谷に帰国。ところが、湯長谷藩が所有する金山の調査結果に疑義があるため、事情説明のために「5日のうちに再び参勤せよ」との命令がくだる。この無理難題に対し、内藤は信頼できる家臣とともに奮闘する。
感想
最近第二作目が公開されたらしく、予告編を観て気になったので、第一作目を観てみた。癖のある役者さんがたくさん出ていて、それぞれが役にはまっていて面白かった。
ただ、最初のタイトルのフォントとか出し方がちょっと素朴すぎるというか。せっかくこれだけの役者を揃えてるんだから、もう少し見せ方なかったのかと少し思った。
参勤行列を少しでも大きく見せようとするときや、格上の行列をかわす工夫などはユニークで観ていて面白い。笑えるシーンが各所にちりばめらているが、シリアスなシーンもあり、メリハリがある。斬り合いで激しく流血するシーンもあるので、若干刺激の強い場面もあるが、その最中でも小ネタ挟んでくるので、やはりコメディ色が強い。
あと、方言が強くて、たまに何言ってるかわからないこともあった(笑)それは雰囲気あって良いんだけど、単純に若手の俳優さんの滑舌が悪くて聞き取りづらいとこがあったのは少し気になったかな。
色々と文句も言ったが、参勤交代をテーマにした映画って聞いたことがないので新鮮だったし、題材をうまく活かした映画だったので、かなり楽しめた。また、キャストもしっかりはまっていて、特に西村雅彦さんの役が一際コミカルでツボにはまった。最新作もぜひ観てみたい。