満足度: 8点/10点満点 ★★★★★★★★☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
知る人ぞ知る、鷹の爪団の劇場版アニメ8作目。「呪いのビデオ」事件の謎を追っていた世界連邦捜査局・X(エックス)捜査課のモレルダー捜査官とナスカリー捜査官は、幼少期の吉田くんが事件の鍵を握っていることをつかむ。二人は過去の島根県吉田村へタイムトラベルするが、不思議な現象に次々と遭遇する。
感想
全然知らなかったんだけど、今コロコロコミックで連載しているらしい。それで予算が増えたからかどうかわからないが、昔のインディーズ臭さは薄れていた。過去のシリーズの映画で表示されていたバジェットゲージ(各シーンでどれだけの予算が使われたかリアルタイムでわかるゲージ。豪華なCGが使われると一気に減る)も無くなっていた。ただし、シュールで下品なばかばかしい笑いは健在。
むかし流行った怪奇系海外ドラマ、Xファイルのパロディでモレルダーとナスカリーという2人の捜査官が出てくる。もう名前からしてふざけてる。ウ○コとかめっちゃ出てくるし、笑いの内容は子供も笑えるようなものだけど、ところどころ懐かしいネタが出てくるので大人もクスッと笑える構成になっているのが素晴らしい。
そして今作でも相変わらずのめちゃくちゃな島根像が語られている。でもエンドロール観ると、島根県や松江市もばっちり協力しているのが笑える。
映画全体通して言えるのは、とにかく最初っから最後までネタのオンパレード。滑ってるネタもあったかもしれないけど、数うちゃ当たる精神で繰り出されるシュールな笑いで全然気にならない。チュパカブラとかUMAネタが一杯出てきたのも私の興味にあっててかなり楽しめた。
予告編でもあったけどプロレスラーの真壁とあと一人(名前忘れた。めちゃくちゃ滑舌悪い人)が出てきた場面でめちゃくちゃ笑った。あんまりアニメとかで芸能人出す演出は好きじゃないけど、このシーンはすごく良かった。笑いのセンスは人を選ぶかなぁと思うが、子供も大人も楽しめる内容になっていると思う。
ただし、映画館で観る必要はあまりないかな。次はWEB配信やDVDを家で観て、周りを気にすることなく思いっきり笑いたいと思う。