【映画感想】ジャーヘッド Jarhead(2005)

投稿日:2016年7月10日
最終更新日:2021年3月20日

満足度: 5点/10点満点 ★★★★★☆☆☆☆☆

(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)

あらすじ

18歳で海兵隊に志願した青年、アンソニー・スオフォードは過酷な訓練を耐え抜き、前哨狙撃兵として湾岸戦争へと派遣された。使命感に燃えるアンソニーだったが、派遣先のサウジアラビアで待っていたのは広大な砂漠と訓練、そしてひたすら待機するばかりの日々だった。

 

感想

戦争映画の新人しごきって異常に言葉のセンスがいい。字幕をつくってる人も腕の見せ所なんだろうな。かなり工夫を凝らしてセリフを考えるんだろうなぁと思うと面白い。

昔見たときは気づかなかったけど、少し若めのジェイミーフォックス出ている。派手な戦争シーンはあまりないけど、非戦闘時の生活や葛藤などを描いていて面白かった。サソリを戦わせたりて賭けをしたりとか、戦闘以外の時間をコミカルに描いているのも面白い。特に、ソーセージ焼いてたらテントに燃え移って照明弾が撃ち上がりまくって、う○こ処理係になるシーンがシュールで印象的だった。ただ、展開が淡々としていて派手なシーンも無いので、ちょっと途中から飽きたかも。

その分、終盤の進撃シーンは緊迫感がある。敵を追うときに少しだけ流れたロック調のBGMは微妙だったが。命のやり取りをしているのにノリが軽すぎ。油田に火が放たれた後のシーンは、暗闇の中に火柱が無数に上がっている映像が単純に画として面白かった。

あまり派手なシーンは無いが、できるだけクールな目線で戦争を描いた映画なのかなと思う。ただ、何を伝えたいのかは正直私にはよくわからなかった。満足度4くらいかなぁと思ったけど、個人的に中佐の演技がセリフ回しも含めてすごくかっこよかったので、+1の5点で。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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