満足度: 5点/10点満点 ★★★★★☆☆☆☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
氷山から出現した超巨大人食いサメに対抗するため、人類は超巨大サメロボット、メカ・シャークを投入するのだが……。
感想
タイトルからして超B級映画。「シャークシリーズ」が一部で結構話題になっているようなので観てみた。
しょっぱなから氷山やらサメやら、どんどんCGが出てくる。こういう映画でもそれなりに見られるCGがつくれるとは、良い時代になったもんだ。もちろん大作のCGと比べるとかなりチャチだ。
内容的には説明しなくてもわかると思うが、巨大鮫メガ・シャーク(メガロドン)と機械鮫メカ・シャークがひたすら戦う。「ゴジラ vs メカゴジラ」の内容をペラッペラに薄くしたような映画だと思ってもらえば良い。
メガ・シャークもメカ・シャークも映画開始5分も経たないうちに出てきた。下手な理由付けをしないでさっさと主役を出しちゃう潔さは良い。メガ・シャークと戦う前にダイオウイカとの戦闘もあり、海洋生物好きには嬉しい展開になっている。
個人的に印象的だったのが、2匹のシャークが海を飛び出し、上空数百メートルで激突するシーン。シーン自体衝撃的だったが、この映画をつくるにあたって「おい、すごいアイディアを思いついたぞ。鮫を空に飛ばすんだ。HAHAHA」とかいうやり取りがあったのかと思うと、それだけで笑えてくる。
その後もメカシャークが裏切って陸戦に発展したり、主人公がバイクでしれっと100mくらいジャンプしたり、もうメチャクチャ。内容的には突っ込みどころ満載のお馬鹿映画の部類に入ると思うが、たまにはこういう映画を観ると肩の力が抜けて良い。
映画の時間が90分弱というのもちょうど良いかと。こんなしょーもない映画、長時間観てられないので。