【映画感想】壬生義士伝 (2003)

投稿日:2016年4月24日
最終更新日:2021年3月20日

満足度: 8点/10点満点 ★★★★★★★☆☆☆

(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)

あらすじ

元新撰組の齋藤一は、訪れた診療所である男の写真を目にする。その男は新撰組の剣術指南役、吉村貫一郎。貫一郎は剣の腕は立つが、金にいやしく、守銭奴、出稼ぎ浪人と呼ばれていた。しかし、その行動の裏には、義理と愛に満ちた生涯が隠されていた。

 

感想

幕末の雰囲気が好きなのでこの手の映画は評価が甘くなる。中井貴一が吉村貫一郎だったが、優しそうな態度の中にある、どこか読めない雰囲気を醸し出していてバッチリはまっていた。また、佐藤浩市の齋藤一も冷徹さと強さを感じる良い演技。

全体的に俳優さんが各役柄にはまっている映画だった。ただ、齋藤一の愛人のぬいは原作では醜女だったはずだが、中谷美紀さんだったので「え!?」と思った。まぁそこで下手に女芸人とか使われても、それはそれで微妙だが。

話は重たくシリアスだが、斬り合いや戦のシーンは迫力があって観ていて面白かった。原作のイメージとほぼ一致していたので、結構忠実につくってあると感じる。吉村貫一郎が二本の刀を持ち、敵に突撃していくシーンは鳥肌が立った。キャストも豪華だし、幕末の雰囲気が好きな人だったらかなり楽しめると思う。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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