満足度: 4点/10点満点 ★★★★☆☆☆☆☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
戦争により、荒廃した世界。遺伝子工学を専門とする天才科学者・東博士は、人間のあらゆる部位を自在に造り出す“新造細胞理論”を学会で唱する。一方、博士の息子である鉄也は兵士として戦争に参加するが、鉄矢を待ち受けていたのは、思わぬ運命だった……。
感想
なんとなく評判悪いのは知ってたが、映画の雰囲気は自分の好みに合いそうだし観てみたが……。正直あまり面白くは無かった。
CGは少し陳腐な感じはするが、独特の雰囲気があって最初は期待感がある。ただ、最後まで話の主題がよくわからなかった。この映画は「戦争の悲惨さ」とか「人間のあるべき姿」のような、色々なメッセージが込められている。それに加えて、派手でスタイリッシュな演出がたっぷりと詰め込まれているので、ごちゃごちゃしすぎて話が頭に入ってこない。
そもそも新造人間達が反旗をひるがえすまでが長くてだれてしまい、頭がついていかなかった。あと雨上がりの宮迫さんが新造人間役で出てたが、お芝居がコントにしか見えず、シリアスなストーリーが頭に入ってこなかった。
演技が下手だったというわけではないし、芸人さんとしても役者さんとしても全然嫌いでは無いんだけど。少し変わった動きをするキャラクターだったので、それが余計にコント感をかもしだしてたのかも。
とはいえ、戦闘シーンや街の雰囲気は斬新だったし、映像としては面白いと思った。映画ではなく長編の映像アート作品として考えるといいのかも。