【FPGA/HDL】SmartXplorerを閉じているのに「SmartXplorer is already running.」とErrorが出て立ち上がらないときの対応

投稿日:2015年10月6日
最終更新日:2018年11月4日

あまり頻繁に起こるようなことではないが、一応メモ。ISE 14.7でSmartXplorer を何回か繰り返して回していたとき、SmartXplorerはもう終了しているのに、下記のエラーが出て起動しなくなった。

しかしTaskManagerを起動してもSmartXplorerが起動している気配はない・・・調べるとこの症状についてARがちゃんとあったので、こちらを見れば解決できる。が、英語しか無いようだったので日本語のリファレンスになるようにここに書いておく。まず、TaskManagerを起動して、「smartxplorer.exe」が走っていたらそいつを終了させればOK。もし今回の私のケースのようにTaskManagerにsmartxplorerがいなければ、プロジェクトのワークディレクトリにある「smartxplorer_results」フォルダを開き、その中にある smartxplorer.xml を適当なエディタで開く。すると以下のようになっているはず。

<smartXplorerReport>
<command>”C:\Xilinx\14.7\ISE_DS\ISE\bin\nt64\smartxplorer.exe” -p xc7a200t-fbg676-2L -b -wd smartxplorer_results FPGA5_TOP.ngd -to “-v 3 -s 2L -n 3 -fastpaths -xml FPGA5_TOP.twx -ucf FPGA5_TOP_TIME.ucf” -host_list hostlistfile.txt -max_runs 24
</command>
<programStatus>Running
</programStatus>
<programPID>7888
</programPID>
・・・

ここで、青字の部分がRunningになっているので、ISEがSmartXplorerが走っていると判断してしまっているらしい。なので、ここを下記のように Aborted に変更する。

<smartXplorerReport>
<command>”C:\Xilinx\14.7\ISE_DS\ISE\bin\nt64\smartxplorer.exe” -p xc7a200t-fbg676-2L -b -wd smartxplorer_results FPGA5_TOP.ngd -to “-v 3 -s 2L -n 3 -fastpaths -xml FPGA5_TOP.twx -ucf FPGA5_TOP_TIME.ucf” -host_list hostlistfile.txt -max_runs 24
</command>
<programStatus>Aborted
</programStatus>
<programPID>7888
</programPID>
・・・

あとは保存してエディタを閉じる。これで無事に起動するようになった。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください