満足度: 7点/10点満点 ★★★★★★★☆☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
海水浴場に巨大鮫が現れて次々と人を襲う、言わずと知れたサメ映画の金字塔。
感想
はるか昔に見た気もするが、すっかり内容忘れてた。もうあれだね。一番最初に泳ぐシーンで「あっ……(察し)」ってなる。しかしやはり髪型やファッションなどは時代を感じる。それでもサメや演出の怖さは時代関係ないなぁと。
あれだけサメに襲われれば普通みんな泳がなくなると思うが、そこを自然に海に入るように誘導する脚本にうまさを感じた。
サメの造形はしっかりつくりこんであるが、やはりドアップになったときに、少し陳腐な気もする。しかし近年のCGバリバリの映画に慣れていると、映画内の製作物をアートとして考えると味があっていいなとも思ったり。
少し残念だったのは、終盤の展開がかなり読みやすかったこと。まぁこのあたりは後発の映画が真似したせいで、そう感じるのかもしれないが。
自然や凶暴な生物に対する恐怖は不変的なものだと思う。この映画はそういう部分をしっかりとした脚本でみせているので、何年たっても色あせずに名作として認められているのかなと感じた。