教えてくれた人
ネイティブの女性英会話教師(アメリカ・ニューヨーク出身の20代)。最初は先生の高速英語を聞き取るのに苦労したが、先生のレッスンのおかげでリスニング力がかなりアップした。
※イラストはイメージです。
今回先生が教えてくれたのは、”Really?”という表現は、イントネーションによってニュアンスが異なるということ。 Really?”といえば「本当?」と聞き返すときによく使う言葉だが、先生いわく”Really?”はイントネーションによってニュアンスが異なるという。先生から3つのイントネーションと、そのニュアンスについて聞いたのでメモとして書き残しておく。
語尾が上がる”Really?↑” はSurprised(驚き)
語尾を上げて”Really?↑”と発音するのはもっともよく使い、驚きの感情を表す。相手が予想外のことを話したときの反応としても使えるが、相手の話に興味があるよ、という意思表示にもなるので、相槌として使うにはもっとも無難かもしれない。
語尾が下がる”Really?↓”はConfirmation(確信)
語尾を下げる”Really?↓”は「やっぱりね」「そうだと思った」というような、確信の感情をあらわす。相手の話が自分の予想していた内容だったり、そうなると思っていたという内容だった時に使うと、確信の感情を強調できる。相手との会話の中で「そうだと思ってたよ。だって、……」というように話を繋げるときに使うと自然に会話を繋げられる。
語尾を変化させないフラットな「Really?→」 はannoyed(うんざり)やunbelievable(不信)
語尾を変化させず、フラットで感情をこめない”Really?→”は、相手の話にうんざりしている時や、相手の話が信じられない時に使う。ゴシップ好きな人のうんざりするようなうわさ話をけん制する時や、相手の話に疑問の念をあらわす時に使える。ただし、使いどころによっては相手の機嫌を損ねる可能性もあるので、注意が必要なイントネーション。
相手に誤解されないようにしっかりと使い分けよう
このように、自分の気持ちに応じてイントネーションを変えて使い分けられれば、よりコミュニケーションが楽しくなるはず。逆に言うと、抑揚をつけずにフラットな発音でReallyを使っていると、相手の話に興味がないと思われて誤解をまねくこともあるかも。相手との会話を続けたい場合は、語尾が上がるReally?↑を使うなど、しっかりと使い分けることが大事。